みなさん週末をいかがお過ごしでしょうか。
北海道洞爺湖はあいにくの雨ですが、今日は春(4月~5月)の田舎暮らしでの楽しみの一つ「山菜採り」について書いてみました。
はまっています。愛ゆえに長文になってしまいました。お付き合いください。
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春の楽しみ山菜採りについて
山菜採りとは、いわゆる野山に自生する草、芽、葉、茎などを採取する行為です。
北海道は札幌などの大きな街からも車で少し走れば緑豊かな自然が広がっているので、他の都道府県よりかは一般的なのかなという印象。
街と街を結ぶ国道などの路肩に車が停まっているのもよく見かけますしね。
わたしは洞爺の友人に誘われて行ったのが山菜採りデビューでした。
ほんとにありがたいことです。今季3シーズン目という浅い経験、遅咲き故にドはまりしております。
なぜ山菜採り???
まず何と言っても食べて美味しいんですよ。
煮てよし、焼いてよし、揚げてよし、漬けてよし。
ごはんの御供に、酒の肴に、さらには保存食に。雪解けから春の訪れと共に生え出てくる山菜はパワーにあふれています。
おつぎに山菜採りは基本的には草木をかき分け野山を探し歩きます。登山、トレッキング、と並ぶ立派なアウトドアアクティビティなんです。
童心に帰りワクワクしますねぇ~
そして私が最も魅力に感じていることとして、山菜採りって宝探しなんですよね~
野山の中、雑草のなかに探していた山菜が群生していた時のアドレナリン放出ったら半端ないですよ。
さらに気づいたら結構な山道や距離をもくもくと歩いていたりして、とってもいい運動になります。
そして基本的には野山に入り探すものですが、中には前回のブログの通り裏庭に生えていたり、その辺の道端に自生しているものもあり、それらを頂くという実に家計に優しいのも魅力の一つであります。
- 食べる楽しみ。
- 野山を歩く!最高のアクティビティー。
- 宝探し!アドベンチャー。
- 運動になります。いい汗かけます。
- 少しばかり食費の足しになります。
一石五鳥。前回のコピーのようになっていますが、家庭菜園は仕込んだ後は静的な待つ楽しみに対して、山菜採りは短い時期を見極めての動的な攻める楽しみがあります。
家庭菜園も山菜採りも生活と娯楽が結びついている、とても魅力的な遊びです。
みなさんもいかがでしょうか?
宿屋開業の暁には野菜や山菜を販売したり、山菜採りガイドを行ったりと生活と娯楽にさらに仕事として結び付けていければ、さらに魅力度アップ、楽しくなりそうですが、それはまだまだ妄想の話。
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2017年 勝手に山菜ランキング
愛するが故に勝手にランキング始めます。
1位から5位は甲乙つけがたく、ご飯の友か、ビールと頂くか、日本酒で頂くかと食べ方次第で簡単に順位が入れ替わる勝手に山菜五天王。
(採るのと食べるのに必死で、写真撮り忘れ多数、調理後のほぼ写真なし。来年はもう少しこまめに写真撮ります。基本的に採取担当、下処理や調理は妻担当ありがたやぁ~)
1.行者ニンニク ‥キングオブ山菜の異名をとる、パワー満タンの小さな巨人。
群生地が険しい崖などに多く希少性あり。下の写真は達人に山奥までガイド頂きました。
ここまでの群生はお初やったのでアドレナリン放出すごかったです。
天ぷらやおひたし、酢味噌和えにして頂き絶品でした。
残りは醤油漬けにしましたが、長く保存も効き、ご飯何杯でも行けるキングにふさわしい山菜です。
2.タラの芽 ‥ トゲトゲの木の先にちょこんと出る新芽を頂きます。天ぷらにいて頂き絶品でした。
他の食べ方はしたことがありませんが、一度に多く取れないこと、見つけたときの高揚感、ポキっと追って頂く瞬間もあわせて大好きな山菜です。
3.ウド ‥ 茎は酢味噌和え、皮はきんぴら、葉は天ぷらと余すところなく食べられる走攻守そろった山菜のオールマイティー。
比較的サイズが大きいので群生している際に取りすぎると下処理でヤラレマス。
があのクセのある味がクセになる。
4.葉わさび ‥ こちらも醤油漬けにする事で長く保存も効き、ご飯何杯でも行ける系の筆頭。
水辺に群生していることから小川のせせらぎに敏感になってしまいました。
ゴム長靴必須です。写真左のハート型のやつです。右のはそっくりさん。
5.笹竹 ‥ 北海道にはいわゆる太い筍はなくって、このほそっこい笹竹がいわゆる北海道の筍です。
茹でても、揚げても、焼いてもおいしい。
密集した笹竹林をかき分け、すこし顔を出す笹竹ちゃんと目が合うと「おった!」と思わず声がこぼれます。
ポキっと頂く瞬間がこれまたたまりません。
6.三つ葉 ‥ お吸い物にパラりと添えるそういうもんと思っていたけど、その先入観をぶち壊す天然の三つ葉は非常に味が濃く、軽くゆでておひたしにして食すと最高です。
ちまちま細い茎を手摘みする為、大量に採ったと思っていてもゆでると握りこぶし一つ分。
ともっと採っときゃよかったと毎回後悔。
7.アサツキ ‥ チャイブという少し気取った別名もありますがいわゆる細いネギです。
納豆を食べる前にちょっとハサミを片手に家の周りに自生されている彼らをチョッキン。
納豆+ネギ派にはたまらなく愛おしい存在なのです。大量に採取してネギ焼きもやりましたねぇ~
8.コゴミ ‥ 勝手に通称古代種。 恐竜がいた時代から君たちいたよね?といういで立ち。
胡麻和えや天ぷらがこれまた絶品。
9.わらび ‥ 同上
10.イラクサ ‥ 素手で採ろうとすると細かいトゲが刺さる痛いやつ。
ゴム軍手必須。茹でると不思議とトゲが刺さらなくなり少し粘り気も出る。
今回は茹でたものを納豆に混ぜて食してみました。
11.ヨモギ ‥ 揚げてよし、団子に練りこんでもよし、チャシバクドーナツでは季節限定となりますが、ヨモギドーナツとヨモギあんこドーナツ人気です。
12.つくし ‥ 北海道ではあまり食べられない彼ですが、これまた自宅周りにたくさん自生されているので、甘辛く卵とじにして頂きました。
しばらくすると家庭菜園の最強の敵スギナに進化されます。
13.ふきのとう ‥ 雪解けと合わせて顔を出す山菜トップバッター。山菜会のイチローです。
4月頭まで旅行に出かけており、帰ってきたころにはほとんどが花開いており今季は少量ふきのとう味噌にして食したのみ。
ですが春を感じさせる、見かけるとうれしくなる山菜です。
14.コジャク ‥ にんじんの葉っぱによく似たやつ。
今回はさっと揚げて天ぷらにして食しましたが、天ぷらの衣を食べているように錯覚するほど味的にもボリューム的にも主張なし。
他の食べ方やともっと美味しいのやろうか? 次回に期待。
15.ふき ‥ 道路の脇や、野山、そっこら中に生えています。
ご近所の道産子いわく、わざわざ取って食べない存在。
とはいうものの一度はフキ味噌にして食しましたよ。
おわりに
見極められる山菜も少しずつ増えてきていますが、図書館で山菜図鑑を借りて驚愕。
これ、ほんの一部です。図鑑によると、たんぽぽも山菜みたいですね。
煮て食べれるって。近所で噂になりそうなのでやめておきました。
山菜に詳しい方いらっしゃれば、他に美味しいのあればぜひご教授ください!!!
たまに妄想するのは非常時でも、春ならなんとか野山に入れば生きていけるなぁということ。
もっともっとガチの自給自足の生活をされている達人はいますが、そこまで突き詰めるのはすぐには無理。。。
でも出来うる限り自給率を上げていこう、生きていくための知恵を蓄積していこう、というのがチャシバク的生活のひとつの目標となっています。
春限定の山菜ですが、畑を耕すわけでもなく、肥料をあげるわけでもなく、自生しているものを頂くということで、
もう少しでシーズン終わりですが、自然の恵みをありがたく感謝して頂きたいと思います。
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