こんばんわ。 すっかり秋模様の北海道・洞爺湖です。 改めまして、先般の北海道胆振東部地震で、被害に遭われたみなさまに心よりお悔やみ申し上げます。
今回チャシバクINNのある洞爺湖では、停電のみで、幸運にも断水は起きずに、水とガスは使えました。
停電についても、長丁場を覚悟していましたが、わずか24時間ほどで復旧。夜を徹して作業にあたられた方々へ感謝です。
台風→雷→地震→停電という落ち着かない数日から1週間がたとうとしていますが、物流もようやく戻りつつありそうで安心しております。
被災をして思ったこととして、究極は沢から水をひき、自家発電、薪で火を熾し、自給自足みたいなオフグリッドな生活が災害には一番強いなぁと。 でも誰しもが真似出来るものでもありません。(もちろんウチも)
そんな中で、今夜はチャシバク家の普段の備え、やったこと、課題などを自身の備忘録も踏まえ、まとめてシェアしてみようと思いました。 どうぞお付き合いください。
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幸運にもチャシバクINNの周辺では断水は起きませんでしたが、日頃より湧き水を汲んでいますので、断水が起きても飲料水がしばらくはあるという安心感がありました。
⇒日頃から準備していること
水ボトルに湧き水を汲む。
⇒余震+断水にそなえて行ったこととして
お風呂に水をはる
⇒余震+断水にそなえて妄想したこととして
トイレなどの排水関係は洞爺湖から水をすくってくればいけるやん!
ガソリンが確保できれば湧き水スポットまで飲料水を汲みに行く。
ガソリンが確保できなければろ過装置をつくって湖の水を浄化!?(これちょっと本気で調べようと思っています)
⇒日頃から準備しているもの
ガスボンベ
カセットコンロ
BBQコンロ&七輪
炭
イワタニガスバーナー
このガスバーナーはキャンプ用に購入したもの。 カセットコンロより炎が一極集中しており風に強い、折り畳みができ、コンビニなどでも販売されているガスボンベが使用可能。
キャンプ用のランタンやバーナーはホワイトガソリンなど専門店でしか入手できないものが燃料の場合が多いので、ガスボンベを使いまわせるイワタニガスバーナーおすすめです。
今回は幸運にもガスは使えましたので、出番はありませんでしたが、上記の備えにより、調理、お湯を沸かすことは出来る安心感がありました。
ちなみに普段からオーブントースター、電子レンジ、湯沸しポット、電子ジャーは使っておらず、パンはフライパンで焼き、冷ご飯はセイロで蒸し、お湯はヤカンで沸かし、お米は圧力鍋で炊いています。
電気にたよる機器を大方手放しているのと、ガスが仮に使えなくなっても、カセットコンロや炭などで火さえ熾せれば、なんとかなるベースは出来ています。
湯沸しボイラーは灯油が燃料ですが、電気で動いている為ストップ。 FFストーブにしても、この手の燃料とは別に起動に電気が必要な機器は意外と多い。
幸運にもガスと水が使えたので、ヤカンで湯を沸かし、風呂場で水と調合して、少量のお湯ですが体を洗うことができました。
一番の幸運としては、暖房を焚く時期ではなかったということ。
灯油のみで動く灯油ストーブも所有していますが、冬場だとそれ1つでは足りない。移住後ずっと導入したいと思っている薪ストーブの導入が急がれます。
ボイラーストップの他に、冷蔵庫、冷凍庫の停止、灯りがつかない、通信不能
⇒日頃から準備していること(冷蔵庫)
野菜中心の食生活
買いだめをしない
粉もの・乾物の在庫
干す・漬けるの保存食
食べないとダメになる食材が少なかったことと、ドーナツ店で出すドリンク用に氷が大量にあったこと、保冷材の替わりとなり停電中の約24時間は冷蔵庫の中は比較的ひんやりキープしていました。
粉ものは言わずもがな、ドーナツ店ゆえに大量の粉はストックしています。 そして干す・漬けるについては、春に取った行者ニンニクや葉わさびは醤油漬けに、自家製の梅干し、味噌など、さらに手広くやっていきたい思いもあります。
BBQコンロ保持率の高い道民選手は、たくましく自宅前BBQで冷凍保存したあった特選素材を食べきるという荒業もw
道民のBBQコンロ・ランタンの所持率を他府県と比べてみたい。
水が出なければ、湧き水を汲めばいい。
ガスが止まれば、炭火を熾せばいい。
電気がつかねば、暗くなったら寝るんです。「庭や車庫で焼き肉やジンギスカン」北海道では普通の食事? #ldnews https://t.co/eoQ2s3dU79
— チャシバクINN / 田中陽介 (@chashibaku_inn) 2018年9月11日
⇒日頃から準備しているもの(灯り)
ろうそく(背の低いもの)
マッチ・ライター
ランタン
充電池
手回しライト
そして、何度でも言いますが(言いたいだけですが)
暗くなったら寝るんです!
これについては色々と見直しが必要と感じています。
LAN経由のIP電話とWiFi使用不可となり、スマホの充電も早々となくなった為、通信不能に。
宿泊予約についてのメール返信が遅くなり、ご心配をおかけした皆様申し訳ありませんでした。
⇒準備していたもの
手回しラジオ
3.11の震災後に購入した手回しラジオ付きライトはしばらく引き出しの奥に眠っていましたが、今なにが起きているかを知る為に、非常に役にたちました。公衆電話が無料で使えることもラジオからの情報で知りました。
夜にろうそくを灯し、ラジオから野球中継が流れてきた時は流石の昭和感に笑ってしまいましたが・・・
⇒ご近所さんに助けられたもの
ポケットWiFi
ソーラーパネルによる自家発電
その節はありがとう。 自家発電倶楽部設立しましょう!
人口密度が低い為か、農業最前線の為か、買い占めに走るような人も少なく、野菜は買えるし、ガソリンも並ばずに入れられる。これは田舎暮らしの利点と感じました。
あとは、貴重品はまとめておきたいですね。
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洞爺湖へ移住を考えたのが3.11の震災後。 いつ死ぬかわからんなら、好きな場所で暮らしたいなと。
そうやって辿り着いたこの地は、災害時にはご近所の仲間と集まり情報交換し、笑い、励まし合える素敵な土地。 そして美しい湖がいつも傍にあります。
改めて、やりたいと思ったことはやろう。 家族を友人を大事に。 会いたいと思った人に会いに、行きたいと思った場所へは旅に出よう。そんなことを思いました。
今日も平和だった北海道・洞爺湖より。 おやすみなさい。
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